“黒牛”の読み方と例文
読み方割合
くろうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その室の鏡の枠の模様には一けいの蔓にまつたく故人の空想から出来た奇抜な雑多の花と葉と実とが生じて居た。壁には大きな向日葵ひまはりの花の中から黒牛くろうしが頭を出して居る絵もあつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
そうして何はもあれ用心のために、お母様や妹共をこのへやから遠ざけまして、お父さんとその他にも一人、気の強い、力も強い家来の黒牛くろうしという者と二人で枕元に居る事にしまして、一方は
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
多くの黒牛くろうし白牛しろうし這入はいつまして
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)