“黄氏”の読み方と例文
読み方割合
こうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雷峰とは西湖の湖畔にある塔の名で、呉越王妃ごえつおうひ黄氏こうしの建立したものであるが、『雷峰怪蹟』では奇怪な因縁から出来たものとせられている。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
とまれ、孔明の家がらというものは、その叔父だった人といい、また現在呉に仕えている長兄の諸葛瑾しょかつきんといい、彼の妻黄氏こうしの実家といい、当時の名門にちがいなかった。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのうちで雷峯塔は呉越王妃ごえつおうひ黄氏こうし建立こんりゅうしたものであるが、西湖の伝説を集めた『西湖佳話』では奇怪な因縁から出来あがったものとなっている。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)