黄昏頃たそがれごろ)” の例文
店も閉まった黄昏頃たそがれごろ。南蛮屋は、奥で馳走になったらしく、微酔びすいをおびて、いい機げんで帰りかけたが、ふと伊織を土間の隅に見つけて
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
致して居る樣子を格子かうしそとにて承まはりしが黄昏頃たそがれごろゆゑそつのぞきし所百兩包を取出し御門跡へ納める金なりと云ひ又箪笥たんすの引出へいれたる處を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
場所——地の理——けまわして、ちょうと、黄昏頃たそがれごろ
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)