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麻𧘕𧘔
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あさがみしも
ふりがな文庫
“
麻𧘕𧘔
(
あさがみしも
)” の例文
麻𧘕𧘔
(
あさがみしも
)
を着けた五十人あまりの
侍衆
(
さむらいしゅう
)
がその先を払って、いずれも恐れ入った態度を取って、ひそやかに二条城を出たのは三月七日の朝のことだ。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
めずらしくもこの吉左衛門が代を跡目相続の半蔵に譲る前の庄屋に帰って、青山家の定紋のついた
麻𧘕𧘔
(
あさがみしも
)
に着かえた。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
駅長としての半蔵は、父の時代と同じように、伊之助、九郎兵衛、小左衛門、五助などの宿役人を従え、いずれも
定紋
(
じょうもん
)
付きの
麻𧘕𧘔
(
あさがみしも
)
で、この一行を出迎えた。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
麻𧘕𧘔
(
あさがみしも
)
をお民に出させて着た。そして父の駅長時代と同じような御番頭の駕籠に近く
挨拶
(
あいさつ
)
に行った。彼は父と同じように軽く
袴
(
はかま
)
の
股立
(
ももだち
)
を取り、駕籠のわきにひざまずいて、声をかけた。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
そんな縁故から、吉左衛門は隠居の身ながら
麻𧘕𧘔
(
あさがみしも
)
を着用し、旅にある藩主を自宅に迎えたのである。半蔵が本陣の奥の
部屋
(
へや
)
にこの父を見つけた時は、吉左衛門はまだ麻の
袴
(
はかま
)
を着けたままでいた。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
麻
常用漢字
中学
部首:⿇
11画
𧘕
部首:⾐
8画
𧘔
部首:⾐
8画
“麻”で始まる語句
麻痺
麻布
麻
麻雀
麻疹
麻裃
麻裏
麻縄
麻上下
麻糸