トップ
>
鮫肌
ふりがな文庫
“鮫肌”の読み方と例文
読み方
割合
さめはだ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さめはだ
(逆引き)
胸に
咬
(
か
)
みつく歯や、ざらざらした
鮫肌
(
さめはだ
)
や、阿片の匂いのした寒い鼻息などの波の中でちらちらと浮き始めると、彼女は寝返り打って、ふっと思わず歎息した。
上海
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
が、それは雪と言ふよりも人間の
鮫肌
(
さめはだ
)
に近い色をしてゐた。わたしはかう言ふ山脈を見ながら、ふとあのモデルを思ひ出した、あの一本も
睫毛
(
まつげ
)
のない、
混血児
(
あひのこ
)
じみた日本の娘さんを。
雪
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
白く
肌理
(
きめ
)
の
細
(
こまか
)
い金五郎の皮膚にくらべて、友田の身体は、
鮫肌
(
さめはだ
)
で、どす黒い。そこへ、両腕から背中一面にかけて、
自来也
(
じらいや
)
の彫青をしているので、よごれたシャツでも着ているようである。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
鮫肌(さめはだ)の例文をもっと
(3作品)
見る
鮫
漢検準1級
部首:⿂
17画
肌
常用漢字
中学
部首:⾁
6画
“鮫”で始まる語句
鮫
鮫鞘
鮫洲
鮫島
鮫皮
鮫膚
鮫柄
鮫洲大尽
鮫島大学
鮫人
“鮫肌”のふりがなが多い著者
火野葦平
横光利一
芥川竜之介