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鬢掻
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びんか
ふりがな文庫
“
鬢掻
(
びんか
)” の例文
呼びとめた男は、
藍
(
あい
)
みじんの
粋
(
いき
)
な
単衣
(
ひとえ
)
に角帯をしめ、油じみた桐箱を手にさげて、まげの先に一本の
鬢掻
(
びんか
)
きを挿していました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
銀杏返
(
いちょうがえ
)
しに白い
鬢掻
(
びんか
)
きなどをさして奥山で
撮
(
と
)
った手札形の自分の写真と、
主婦
(
あるじ
)
や母親、女中に半襟や櫛のようなものを買って、湯島の方へ訪ねて来た。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
次郎はいよいよ変な顔をして、
鬢掻
(
びんか
)
きを
挿
(
さ
)
した男の顔を見上げていますと、男はまた口をついて
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鬢
漢検1級
部首:⾽
24画
掻
漢検準1級
部首:⼿
11画
“鬢”で始まる語句
鬢
鬢髪
鬢盥
鬢付
鬢櫛
鬢附油
鬢毛
鬢附
鬢付油
鬢糸