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饗応
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ごちそう
ふりがな文庫
“
饗応
(
ごちそう
)” の例文
旧字:
饗應
父も母も呼んで来て引き合せたうえで、
大
(
おおい
)
に
饗応
(
ごちそう
)
をして、その日から老人にいてもらおうと思って、老人にそのことを云ってみると、老人は
港の妖婦
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
政雄に同情を持っていた
対手
(
あいて
)
の運転手は政雄をカフェーへ
伴
(
つ
)
れて往って
饗応
(
ごちそう
)
をしてくれたので、それがために遅くなって宿へ帰ったのは夜の十一時
比
(
ごろ
)
であったが
女の怪異
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
しばてんの話も、それといっしょによく聞かされた。しばてんは小供の姿をしていた。それは親類の許から
饗応
(
ごちそう
)
になって帰って来る村の男の前にちょこちょこと出て来た。
村の怪談
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
どこからともなしに
飄然
(
ひょうぜん
)
とやって来ては、石を
蛙
(
かえる
)
にしたり、壁へ女の姿を現わしたりして見せて、その
後
(
あと
)
で
饗応
(
ごちそう
)
を
喫
(
く
)
って帰って往ったのですが、それから一箇月ばかりすると
港の妖婦
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
酒屋では初七日の法事をしてその後で親類や隣の者に精進料理の
饗応
(
ごちそう
)
をしたので、朝から非常に忙しかったが、夕方になるとその客もやっと帰ったので、家内は十時比になって寝てしまった。
餅を喫う
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
「それでは折角のお詞でございますから、
饗応
(
ごちそう
)
にあずかりましょう」
義人の姿
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「今日は思いがけない
饗応
(
ごちそう
)
に預りまして、ありがとうございます」
人面瘡物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
老人はその
姉女
(
あねむすめ
)
を呼んで、
饗応
(
ごちそう
)
だと云って剣を使わせたのですが、それは私に死の命令をしたものです、しかし、
女
(
むすめ
)
は私をかばってくれたのです、何も知らない私は、老人がどうしても帰さないので
港の妖婦
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
讓はさっさと一ぱい
饗応
(
ごちそう
)
になってから帰ろうと思った。
蟇の血
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「あれは、先生に肉を
饗応
(
ごちそう
)
した鯉でございますわ」
水郷異聞
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「私の知った処へ寄らない、
饗応
(
ごちそう
)
するよ」
水魔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“饗応”の意味
《名詞》
酒食などを提供してもてなすこと。
(出典:Wiktionary)
饗
漢検準1級
部首:⾷
22画
応
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
“饗応”で始まる語句
饗応役
饗応奉行
饗応振