餌食ヱジキ)” の例文
おれの妻の生んだ粟津子アハツコは、罪びとの子として、何處かへ連れて行かれた。野山のけだものゝ餌食ヱジキに、くれたのだらう。可愛さうな妻よ。哀なむすこよ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
或ハ駅所駅所ニテ、立チ所ニ斬リ、トビヤ烏ノ餌食ヱジキニマカセラル。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おれの妻の生んだ粟津子アハツコは、罪びとの子として、何處かへ連れて行かれた。野山のけだものゝ餌食ヱジキに、くれたのだらう。可愛さうな妻よ。哀なむすこよ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
おれの妻の生んだ粟津子アハツコは、罪びとの子として、何処ドコかへ連れて行かれた。野山のけだものゝ餌食ヱジキに、くれたのだらう。可愛さうな妻よ。アハレなむすこよ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)