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飽々
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あき/\
ふりがな文庫
“
飽々
(
あき/\
)” の例文
曙色
(
あけぼのいろ
)
に松竹梅を總縫した小袖、町風に髮を結ひ上げた風情は、
長局
(
ながつぼね
)
風俗に
飽々
(
あき/\
)
した家光の眼には、どんなに美しいものに
映
(
うつ
)
つたでせう。
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「では皆さんお休みなさい。」と彼は、私たちと一緒にゐるのに
飽々
(
あき/\
)
して追ひ出してしまひたいのだと云ふやうに入口の方に手を動かして云つた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
その行爲はつまらない小さなものだつたとしても、なほこちらから働きかけたものであつた。そして私は何もかも
受身
(
うけみ
)
の生活には
飽々
(
あき/\
)
してゐたのだ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
「心配するなよ。金は小判といふものをフンダンに持つて居るんだ。——なア八、俺もこの稼業には
飽々
(
あき/\
)
してしまつたから、今年は一つ商賣替をしようと思ふがどうだ」
銭形平次捕物控:071 平次屠蘇機嫌
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
私にどんなに
利益
(
りえき
)
になつたことだらう? さうだ、ちやうど「安樂すぎる椅子」にじつと腰かけて
飽々
(
あき/\
)
してゐる人に、遠くまで散歩させると同じ程のいゝことをしてくれたのだ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
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よくそんなに變なことに
出
(
で
)
つ
逢
(
くは
)
すんだね、俺なんか當り前のことで
飽々
(
あき/\
)
してゐるよ。借りた金は返さなきやならないし、時分どきになれば腹は減るし、遊んでばかりゐると、女房は良い顏を
銭形平次捕物控:115 二階の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
飽
常用漢字
中学
部首:⾷
13画
々
3画
“飽”で始まる語句
飽
飽気
飽迄
飽満
飽食
飽足
飽海
飽浦
飽和
飽氣