風船虫ふうせんむし)” の例文
そのうちに、としちゃんは、ねむってしまいました。ところが、がさめてると、びんのなかには、一ぴきも風船虫ふうせんむしはいませんでした。
風船虫 (新字新仮名) / 小川未明(著)
としちゃんは、しまいには、ごろりとたたみうえころんで、びんのなか風船虫ふうせんむしからだが、ぴかぴかとかがやくのをていました。
風船虫 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おもしろいな。」と、としちゃんは、よろこびました。しかし、いつまでたっても、風船虫ふうせんむしは、きるということなく、おなじことをくりかえしていたのです。
風船虫 (新字新仮名) / 小川未明(著)