風流仏ふうりうぶつ)” の例文
子規も病気になるまへには露伴ろはん風流仏ふうりうぶつなどに傾倒したこともあり、西鶴さいかくばりの文章なども書いたのであつたが、晩年の随筆では、当時
結核症 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
風流仏ふうりうぶつ」、「一口剣いつこうけん」等に幽妙なる小天地想をうたひ、一種奇気抜く可らざる哲理を含みたる露伴の詩骨はいたづらに「心機霊活の妖物」なる道也の影にせさらばひぬ。