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願上候
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ねがいあげそうろう
ふりがな文庫
“
願上候
(
ねがいあげそうろう
)” の例文
落花
繽紛
(
ひんぷん
)
として屋台の内部にまで吹き込み、意気さかんの弓術修行者は酔わじと欲するもかなわぬ風情、御賢察のほど
願上候
(
ねがいあげそうろう
)
。
花吹雪
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
一枚は警視庁の
高田
(
たかだ
)
警部の名刺で、「東洋真珠商会主
下村豊造
(
しもむらとよぞう
)
氏貴下に御依頼の件あり参上仕るべく何分
宜
(
よろ
)
しく
願上候
(
ねがいあげそうろう
)
」
真珠塔の秘密
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
「朱泥は呈上
可仕候
(
つかまつるべくそうろう
)
唐墨の方は進呈
致兼候
(
いたしかねそうろう
)
間
(
あいだ
)
存分
(
ぞんぶん
)
御
(
ご
)
試用の後御返送を
願上候
(
ねがいあげそうろう
)
」というのである。当然のことである。
南画を描く話
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
封入の
金子
(
きんす
)
、貴殿俸給の
内渡
(
うちわたし
)
に
有之
(
これあり
)
候間
(
そうろうあいだ
)
御査収
願上候
(
ねがいあげそうろう
)
山羊髯編輯長
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
お正月用の
餅
(
もち
)
と
塩引
(
しおびき
)
、一包、キウリ一
樽
(
たる
)
お送り申し上げましたところ、御手紙に
依
(
よ
)
れば、キウリ不着の趣き御手数ながら御地停車場を御調べ申し御返事
願上候
(
ねがいあげそうろう
)
、以上は奥様へ御申伝え下されたく
帰去来
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
願
常用漢字
小4
部首:⾴
19画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
候
常用漢字
小4
部首:⼈
10画
“願上”で始まる語句
願上