“頼易”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よりおさ50.0%
よりをさ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
既にして岡本氏の家衰えて、畑成文はたせいぶんに託してこのまきろうとした。成文は錦小路にしきこうじ中務権少輔なかつかさごんしょうゆう頼易よりおさに勧めて元本を買わしめ、副本はこれをおのれが家にとどめた。錦小路は京都における丹波氏のえいである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
当主頼理よりよしは三十三歳で嫡子が無い。後に頼理の家を継ぐものは頼易よりをさであるが、頼易は享和三年生で、此時は未だ生れてゐなかつたのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)