頼信よりのぶ)” の例文
馬で海を渡した例は源頼信よりのぶ佐々木盛綱もりつな明智光春(これは湖水)など日本で高名だが支那にもあるかしらん。
大阪侯はその扇を宮廷で仙台侯に渡す。その場へ頼信よりのぶが来合せてこれは自分のふでで無いと云ふ。両侯が争ふ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
例えば源氏の頭領源頼信みなもとのよりのぶの如き、また平新皇とまで云われた平将門たいらのまさかどの如きすらがそれで、頼信よりのぶは関白藤原道兼ふじわらのみちかねの家人となり、将門まさかどは太政大臣藤原忠平ふじわらのただひら家人けにんになっておりました。
鹽谷判官えんやはんぐわんが「大阪侯」高師直かうのもろなほが「仙台侯」由良之助が「彌五郎」とつくり替へられ、仙台侯が大阪侯に託して「頼信よりのぶ」と云ふ一流の画家にみかどへ献上する扇の絵をかせると
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)