“よりのぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頼宣61.5%
頼信23.1%
職信7.7%
頼説7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
祖父大納言頼宣よりのぶに似て、剛毅ごうきで果断、しかし丹生にゅう三万石の貧乏家来をひきいて、生涯を終るかにおもわれた彼。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大阪侯はその扇を宮廷で仙台侯に渡す。その場へ頼信よりのぶが来合せてこれは自分のふでで無いと云ふ。両侯が争ふ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
「公等は皆陣を布いて柵を設けて居る。我等は軍目付の故をもって寸尺の地もないが、愚息職信よりのぶ始め従士をして柵を結ぶ事を学ばしめたいから」
島原の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
曰河村元監げんかん。父を意作いさくと云ふ。門人録に「藩」と註してあるから、阿部家の臣であらう。曰酒井安清あんせい。小川吉右衛門の甥である。小川は常陸国府中の城主松平播磨守頼説よりのぶの臣である。曰小林玄端。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)