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頸珠
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くびだま
ふりがな文庫
“
頸珠
(
くびだま
)” の例文
殊にこの若い女は、きらびやかな
頸珠
(
くびだま
)
や剣を飾っているだけに、余計人間離れのした、
山媛
(
やまひめ
)
のような気がするのであった。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
頸珠
(
くびだま
)
の色、
耳環
(
みみわ
)
の光、それから着物の絹ずれの音、——洞穴の内はそう云う物が、
榾明
(
ほたあか
)
りの中に充ち満ちたせいか、急に狭くなったような心もちがした。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
その
拍子
(
ひょうし
)
に
頸珠
(
くびだま
)
の
琅玕
(
ろうかん
)
が、かすかに触れ合う音を立てた。彼はこの子供のような、
否
(
いや
)
と云う返事の身ぶりを見ると、我知らず微笑が唇に
上
(
のぼ
)
って来ずにはいられなかった。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
頸
漢検準1級
部首:⾴
16画
珠
常用漢字
中学
部首:⽟
10画
“頸”で始まる語句
頸
頸筋
頸飾
頸脚
頸動脈
頸部
頸城
頸輪
頸窩
頸垂