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頭瘡
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づさう
ふりがな文庫
“
頭瘡
(
づさう
)” の例文
中村家の隠居、——
伝法肌
(
でんぽふはだ
)
の老人は、その庭に面した
母屋
(
おもや
)
の
炬燵
(
こたつ
)
に、
頭瘡
(
づさう
)
を病んだ老妻と、碁を打つたり花合せをしたり、屈託のない日を暮してゐた。
庭
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
父に別れた一粒種の子供、——
廉一
(
れんいち
)
も母が血を吐いてからは、毎晩祖母と寝かせられた。祖母は床へはひる前に、
必
(
かならず
)
頭に手拭をかぶつた。それでも
頭瘡
(
づさう
)
の臭気をたよりに、
夜更
(
よふけ
)
には鼠が近寄つて来た。
庭
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“頭瘡”の意味
《名詞》
頭部にできる瘡や出来物。
(出典:Wiktionary)
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
瘡
漢検1級
部首:⽧
15画
“頭”で始まる語句
頭
頭巾
頭髪
頭脳
頭蓋骨
頭腦
頭上
頭陀袋
頭痛
頭顱