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頭痛膏
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ずつうこう
ふりがな文庫
“
頭痛膏
(
ずつうこう
)” の例文
こめかみに
頭痛膏
(
ずつうこう
)
を貼った
婆
(
ばあ
)
さんの顔が、長火鉢の向うにのぞかれた。「あいよ」はこの
婆
(
ばば
)
あの声だったのかと見たとき、障子がぴしゃりとしめられた。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
と言うなりに、こめかみの処へ
頭痛膏
(
ずつうこう
)
を
貼
(
は
)
った顔を
掉
(
ふ
)
って、年増が
真先
(
まっさき
)
に飛込むと、たちまち、崩れたように列が乱れて、ばらばらと
女連
(
おんなれん
)
が茶店へ駆寄る。
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と奥さんは
頭痛膏
(
ずつうこう
)
を張った
顳顬
(
こめかみ
)
をピク/\動かした。
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
ああ、それも夢のような——この日、午後四時頃のまだ
日盛
(
ひざかり
)
に——
往
(
ゆ
)
きにここで休んだ時——一足おくれて、金沢の城下の方から、女たち七人ばかりを、
頭痛膏
(
ずつうこう
)
を
貼
(
は
)
った
邪慳
(
じゃけん
)
らしい大年増と
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
痛
常用漢字
小6
部首:⽧
12画
膏
漢検準1級
部首:⾁
14画
“頭痛”で始まる語句
頭痛
頭痛持
頭痛眩暈