“頭光”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ヘッドライト50.0%
ずこう25.0%
とうこう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暮れなやむ夏の夕暮のまだほの明るいやみを、煌々たる頭光ヘッドライトで、照し分けながら、一台の自動車が、烈しい勢で駈け込んで来た。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
「上人が只今土を離れて虚空に蓮華を踏んでお歩きになり、うしろに頭光ずこうが現われておいでになったのを見なかったか」と。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
彼の車の頭光とうこう圏内けんないを、グラグラとゆれていたが、しばらく走る内に、こちらから見えている背後のシェードが、スルスルと卸された。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)