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頓痴奇
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とんちき
ふりがな文庫
“
頓痴奇
(
とんちき
)” の例文
おえねえ
頓痴奇
(
とんちき
)
だ、
坊主
(
ぼうず
)
ッ
返
(
けえ
)
りの
田舎漢
(
いなかもの
)
の癖に
相場
(
そうば
)
も
天賽
(
てんさい
)
も気が
強
(
つえ
)
え、あれでもやっぱり取られるつもりじゃあねえ
中
(
うち
)
が
可笑
(
おかし
)
い。ハハハ、いい
業
(
ごう
)
ざらしだ。
貧乏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
こんな無分別な
頓痴奇
(
とんちき
)
を相手にしては吾輩の顔に係わるのみならず、引いて吾輩の毛並に関する訳だ。いくら、むずむずしたって我慢するよりほかに致し方はあるまい。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
この
頓痴奇
(
とんちき
)
めッ!
汝
(
うぬ
)
みてえな野郎がいるから、どこへ行ってもお艶さんが苦労をするんだ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
お
神楽
(
かぐら
)
の
素盞鳴命
(
すさのおのみこと
)
が着そうなインバネスというものを着て威張って歩く野郎も、阿呆鳥の羽を首輪にして得意がっている
頓痴奇
(
とんちき
)
も、乃公が此れから火事の真似をしようとは夢にも知るまい。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
頓
常用漢字
中学
部首:⾴
13画
痴
常用漢字
中学
部首:⽧
13画
奇
常用漢字
中学
部首:⼤
8画
“頓痴”で始まる語句
頓痴気