“頓痴気”の読み方と例文
読み方割合
とんちき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何にもしらずに、夫婦とはこんなものだと思っているなら、とんでもない、それをくだらないと気がつかないのか頓痴気とんちきめ!
妻の座 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
氷見役人などはみな頓痴気とんちきだから、そりゃ、大変、で追いかける。……どのみち、ふたりに用はない。
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
それでわかる訳なのにあの頓痴気とんちきはなんとかいう名工の作だとか、やがて御老職にも成ることだから少しはこんな趣味もどうだとか、詰らない念仏を並べたてるんです
評釈勘忍記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)