音声ものごゑ)” の例文
旧字:音聲
貴嬢あなたは斎藤の阿関さん、面目も無いこんな姿なりで、背後うしろに目が無ければ何の気もつかずにいました、それでも音声ものごゑにも心づくべきはづなるに、私は余程よつぽどの鈍に成りましたと下を向いて身を恥れば
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)