面白可笑おもしろをかし)” の例文
掛けやがて一座と成て酒宴さかもりうち後家に心有りなる面白可笑おもしろをかし盃盞さかづきことに後家のお勇も如才じよさいなき人物しろものゆゑ重四郎が樣子を熟々つく/″\見るに年はまだ三十歳を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なんにも解らずに面白可笑おもしろをかしく暮してゐた夢も全く覚めて、考へれば考へるほど、自分の身があんまりつまらなくて、もうどうしたら可いんだらう、とふさぎ切つてゐる矢先へ、今度は身請と来たんで御座います
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)