霜鬢そうびん)” の例文
炯々けいけいたる幕将たちの眼もとは源右衛門へそそがれた。霜鬢そうびん白き斎藤内蔵助くらのすけおもて、ほとんど仮面かとも見えるほど悲壮な気稟きひんをおびている左馬介光春さまのすけみつはるの顔。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)