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雪姉
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きあん
ふりがな文庫
“
雪姉
(
きあん
)” の例文
「うち、そんなことせんかて自分の稼ぎでやって行けたし、貯金もしてたと云うこと、
雪姉
(
きあん
)
ちゃん知ってるやないの」
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
勿論
(
もちろん
)
このことについては
中姉
(
なかあん
)
ちゃんや
雪姉
(
きあん
)
ちゃんに迷惑が懸らないように、単独で、穏便に掛け合うつもりであるから、心配しないで貰いたい、ついては
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
昨日の夕方、
雪姉
(
きあん
)
ちゃんと元町を歩いて、スズランの店先で西洋菓子を買っていると、雪姉ちゃんが
俄
(
にわか
)
に
慌
(
あわ
)
て出して、「どうしょう、こいさん、———来たはるねんわ」
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
板倉と結婚することだけは思い止まるように説いて見たのであったが、妙子の口吻は、自分達は直ぐにも結婚したいところを、
雪姉
(
きあん
)
ちゃんのために待って上げているのだから
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「
雪姉
(
きあん
)
ちゃん、そんなに東京
嫌
(
きら
)
いやったら、今度の話も先ず望みない思う方がええねんな」
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
「云うてみることはみるけれど、
雪姉
(
きあん
)
ちゃんそない云い出したら、あかんやろ思うわ」
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
最も利害関係の深い私に一言の相談もせずに実行するとは専横過ぎる、———と云うのであったが、妙子は妙子で、兄さんが
雪姉
(
きあん
)
ちゃんのために
証
(
あかし
)
を立てて上げるのは当り前だけれども
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「うちは止めさして貰いまっさ。
中姉
(
なかあん
)
ちゃんと
雪姉
(
きあん
)
ちゃんで呼ばれて来なさい」
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
もっと月々の仕送りを減らして貰ってもよいと思っている、本家も六人の子供達が追い追い成長するし、
雪姉
(
きあん
)
ちゃんのことも見て上げなければならないし、なかなか経費が懸るであろうから
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
雪
常用漢字
小2
部首:⾬
11画
姉
常用漢字
小2
部首:⼥
8画
“雪”で始まる語句
雪
雪崩
雪駄
雪洞
雪解
雪隠
雪白
雪踏
雪舟
雪沓