“雪姉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きあん75.0%
ゆきあん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「うち、そんなことせんかて自分の稼ぎでやって行けたし、貯金もしてたと云うこと、雪姉きあんちゃん知ってるやないの」
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
勿論もちろんこのことについては中姉なかあんちゃんや雪姉きあんちゃんに迷惑が懸らないように、単独で、穏便に掛け合うつもりであるから、心配しないで貰いたい、ついては
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
幸子のことを「中姉なかあんちゃん」、雪子のことを「雪姉ゆきあんちゃん」と呼びならわしたが、その「ゆきあんちゃん」が詰まって「きあんちゃん」と聞えた。
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)