“陰湿”の読み方と例文
旧字:陰濕
読み方割合
いんしつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陰湿いんしつ穴蔵部屋あなぐらべや、手さぐりで近寄ちかよると、鉄格子てつごうしさびがザラザラ落ちた。すると、ウーム……とうめきだしたかすかな人声。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陰湿いんしつあせうるみゆる時
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
さて、彼が台所方の職に就いて見ると、第一に、そこの薄暗いことと、陰湿いんしつなことと、不潔なことが、目についた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)