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阿鼻
ふりがな文庫
“阿鼻”の読み方と例文
読み方
割合
あび
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あび
(逆引き)
呻く者、泣く者、喚く者、縛られたまま転げ廻る者、
呪詛
(
のろ
)
いの声を上げる者、……部屋の内はそれらの声で、
阿鼻
(
あび
)
地獄を呈していた。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
救いを求むる千余人の
阿鼻
(
あび
)
叫喚——「猛火は正う押懸たり」と平家の作者は
凄
(
すご
)
い筆致で語っているが、仏も
衆生
(
しゅじょう
)
もろとも滅びて行ったこの地獄の日に
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
大仏殿の二階で全く逃げ場がない避難者たちの喚き叫ぶ声は、夜空に
凄惨
(
せいさん
)
なひびきをつたえた。大焦熱の地獄、焔の底の罪人も、これほどとは思われぬ
阿鼻
(
あび
)
の地獄であった。
現代語訳 平家物語:05 第五巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
阿鼻(あび)の例文をもっと
(11作品)
見る
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
鼻
常用漢字
小3
部首:⿐
14画
“阿鼻”で始まる語句
阿鼻叫喚
阿鼻地獄
阿鼻大城
阿鼻焦土
阿鼻焦熱
検索の候補
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“阿鼻”のふりがなが多い著者
亀井勝一郎
作者不詳
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江戸川乱歩
吉川英治
国枝史郎
夢野久作