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阿那
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あな
ふりがな文庫
“
阿那
(
あな
)” の例文
黄金丸はやや
暁得
(
さと
)
りて、「さてはわが
亡親
(
なきおや
)
の
魂魄
(
たま
)
、仮に
此処
(
ここ
)
に現はれて、わが危急を救ひ給ふか。
阿那
(
あな
)
感謝
(
かたじけな
)
し」
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
彼方
(
あなた
)
の山を
佶
(
きっ
)
と
睨
(
にら
)
めつ、「さては今宵彼の洞にて、金眸はじめ配下の獣
們
(
ら
)
、
酒宴
(
さかもり
)
なして
戯
(
たわぶ
)
れゐるとや。時節到来今宵こそ。宿願成就する時なれ。
阿那
(
あな
)
喜ばしやうれしや」
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
恐ろしき
眼
(
まなこ
)
を見張り、「爾は昨日黒衣がために、射殺されたる野良犬ならずや。さては
妄執
(
もうしゅう
)
晴れやらで、わが
酔臥
(
えいふ
)
せし
隙
(
ひま
)
に
著入
(
つけい
)
り、
祟
(
たたり
)
をなさんず心なるか。
阿那
(
あな
)
嗚呼
(
おこ
)
の
白物
(
しれもの
)
よ」
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
那
常用漢字
中学
部首:⾢
7画
“阿那”で始まる語句
阿那律
阿那迩夜志