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阿巌
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あごん
ふりがな文庫
“
阿巌
(
あごん
)” の例文
奇態な声を発しながら槍を
手繰
(
たぐ
)
り返すと
阿巌
(
あごん
)
は、舞うように、武蔵のほうへ向って躍り返った。節くれ立ったその体からは
精悍
(
せいかん
)
な湯気がのぼっていた。
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その法師が宝蔵院二代目の
胤舜
(
いんしゅん
)
かと思って見ていたが、
側
(
かたわら
)
の者に訊いてみると、彼は
阿巌
(
あごん
)
という高弟の一人であって胤舜ではない、たいがいな試合でも
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
断ってもただ帰りそうもない
風態
(
ふうてい
)
だというので、ともかく上げて会ってみると、それは宝蔵院で武蔵が
阿巌
(
あごん
)
を
仆
(
たお
)
した折に、
溜
(
たま
)
りの中にいて見物していた者達で
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
巌
漢検準1級
部首:⼭
20画
“阿”で始まる語句
阿母
阿呆
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阿弥陀
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阿諛
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阿修羅