“あごん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
阿含75.0%
阿巌25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
譬喩は即ち寓話です、寓話は即ち子供だましです、およそ四諦十二因縁したいじゅうにいんねんのわからぬものにも譬喩はわかります、阿含あごん華厳けごんの哲学に盲目なものも、寓話の手裏剣には胸を貫かれるのです。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
奇態な声を発しながら槍を手繰たぐり返すと阿巌あごんは、舞うように、武蔵のほうへ向って躍り返った。節くれ立ったその体からは精悍せいかんな湯気がのぼっていた。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その法師が宝蔵院二代目の胤舜いんしゅんかと思って見ていたが、かたわらの者に訊いてみると、彼は阿巌あごんという高弟の一人であって胤舜ではない、たいがいな試合でも
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
断ってもただ帰りそうもない風態ふうていだというので、ともかく上げて会ってみると、それは宝蔵院で武蔵が阿巌あごんたおした折に、たまりの中にいて見物していた者達で
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)