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閨戸
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ねやど
ふりがな文庫
“
閨戸
(
ねやど
)” の例文
里々の男は、今、女の家の
閨戸
(
ねやど
)
から、ひそひそと帰って行くだろう。月は早く傾いたけれど、光りは深夜の色を保っている。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
もちろん
燈灯
(
ともしび
)
をともしては館の者に気づかれる
惧
(
おそ
)
れがあるから、明りもない
閨戸
(
ねやど
)
の
帳
(
とばり
)
を
空
(
うつ
)
ろにしては
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
里々の男は、今、女の家の
閨戸
(
ねやど
)
から、ひそ/\と帰つて行くだらう。月は早く傾いたけれど、光りは深夜の色を保つてゐる。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
をとめの
閨戸
(
ねやど
)
をおとなふ風は、何も珍しげのない国中の
為来
(
しきた
)
りであつた。だが其にも、曾てはさうした風の一切行はれて居なかつたことを主張する村々があつた。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
おとめの
閨戸
(
ねやど
)
をおとなう
風
(
ふう
)
は、何も、珍しげのない国中の
為来
(
しきた
)
りであった。だが其にも、
曾
(
かつ
)
てはそうした風の、一切行われて居なかったことを、主張する村々があった。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
閨
漢検1級
部首:⾨
14画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
“閨”で始まる語句
閨
閨房
閨秀
閨門
閨閥
閨中
閨室
閨技
閨閣
閨衣