間隔あひだ)” の例文
さう言つたが、多吉は矢張やつぱりそれなり口をつぐんだ。間隔あひだは七八間しかなかつた。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
信吾は、間隔あひだが隔つてゐる為か、何も言はなかつた。笑ひもしなかつた。其心は眼前めのまへの智恵子を追うてゐた。そして、そのうしろの清子の心は信吾を追うてゐた。そのまたうしろの静子の心は清子を追うてゐた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)