錯誤あやまり)” の例文
去年の秋、渠が初めて此釧路に來たのは、恰度竹の浦丸といふ汽船が、どうした錯誤あやまりからか港内に碇泊した儘沈沒した時で、二本の檣だけが波の上に現はれて居た。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
それには何かの錯誤あやまりがなければならないと彼は又かんがえた。
半七捕物帳:02 石灯籠 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
平次に処分させようとしたのが重三郎の重大な錯誤あやまりでした。
去年の秋、かれが初めて此釧路に来たのは、丁度竹の浦丸といふ汽船が、どうした錯誤あやまりからか港内に碇泊した儘沈没した時で、二本のほばしらだけが波の上に現はれて居た。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
平次に處分させようとしたのが重三郎の重大な錯誤あやまりでした。