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錣頭巾
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しころずきん
ふりがな文庫
“
錣頭巾
(
しころずきん
)” の例文
それは何かというと、装束の肌着や
錣頭巾
(
しころずきん
)
の裡に、
焚
(
た
)
き秘めている香のにおいの、誰の姿にも
薫々
(
くんくん
)
と漂う死後の
嗜
(
たしな
)
みであった。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
亀井戸寄りの
町中
(
まちなか
)
で、屋台に山形の
段々染
(
だんだらぞめ
)
、
錣頭巾
(
しころずきん
)
で、いろはを揃えた、義士が打入りの石版絵を張廻わして、よぼよぼの
飴屋
(
あめや
)
の
爺様
(
じさま
)
が、
皺
(
しわ
)
くたのまくり手で、人寄せにその
鉦
(
かね
)
太鼓を
敲
(
たた
)
いていたのを
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
錣頭巾
(
しころずきん
)
の
眉庇
(
まびさし
)
の陰に、忠左衛門の眼はいつもの彼とは人の違うような鋭い眼になって、総て、ここに合体した総勢の頭数を忽ちのうちに読んでいた。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
錣
漢検1級
部首:⾦
16画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
巾
常用漢字
中学
部首:⼱
3画
“錣”で始まる語句
錣
錣正流
錣引
錣縫
錣太夫
錣正流居合