“錣正流”の読み方と例文
読み方割合
しころせいりゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同時におどり入りざま、ひと腰ひねった奥義の一手は、これぞ右門がみずから折り紙をつけた錣正流（しころせいりゅう）の居合い切りです。
右門捕物帖：10 耳のない浪人 (新字新仮名) ／ 佐々木味津三(著)
「おあとのご仁！　江戸八丁堀にはね、大手、からめ手、錣正流（しころせいりゅう）、草香流、知恵たくさんのわっちみてえなのが掃くほどいるんだ。ついでにお涼みなせえよ」
右門捕物帖：24 のろいのわら人形 (新字新仮名) ／ 佐々木味津三(著)
錣正流（しころせいりゅう）、江戸御免の武器があったにしても、万に一、ぷつりとやられたら、張り子やどろ細工の人間ではない、ばかりか、伝六というもっぱら手数のかかる男が
右門捕物帖：36 子持ちすずり (新字新仮名) ／ 佐々木味津三(著)