錣正流しころせいりゅう)” の例文
同時におどり入りざま、ひと腰ひねった奥義の一手は、これぞ右門がみずから折り紙をつけた錣正流しころせいりゅうの居合い切りです。
「おあとのご仁! 江戸八丁堀にはね、大手、からめ手、錣正流しころせいりゅう、草香流、知恵たくさんのわっちみてえなのが掃くほどいるんだ。ついでにお涼みなせえよ」
錣正流しころせいりゅう、江戸御免の武器があったにしても、万に一、ぷつりとやられたら、張り子やどろ細工の人間ではない、ばかりか、伝六というもっぱら手数のかかる男が
あっしゃ今まで、だんなの得意は、草香流の柔術と錣正流しころせいりゅうの居合い切りだとばかり思い込んでいましたが、いつのまに、どこでこんな気合い術を新しくお仕込みなすったんですかい。
さび刀をまだひねくりまわすつもりだな、草香流が御意に召さなきゃ錣正流しころせいりゅうの居合い切りが飛んでいくぞッ。——のう、ひざの下の親分、だんだんと人だかりがしてくるじゃねえか。
とっくり右門でもびっくり右門でもさしつかえはないが、このからだが二寸動くと錣正流しころせいりゅうの居合い切りで、三人ぐらいいちどきに命がとぶぞッ。それでも来るかッ。それとも、今のうちにやいば