“鋼鉄（くろがね）” の例文

旧字：鋼鐵

と慌（あわ）てゝ手探りに枕元にある小さな鋼鉄（くろがね）の如意（にょい）を取って透（すか）して見ると、判然（はっきり）は分りませんが、頬被（ほうかぶ）りをした奴が上へ乗（の）しかゝっている様子。

菊模様皿山奇談 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

小さな鋼鉄（くろがね）の如意を持ちまして隣座敷へ泊った和尚様が、お湯に入り、夕飯（ゆうはん）を喰（た）べて夜（よ）に入（い）りますと、禅宗坊主だからちゃんと勤めだけの看経（かんきん）を致し

菊模様皿山奇談 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

“鋼鉄（鋼）”の解説

鋼（はがね、こう、釼は異体字、en: steel）とは、炭素を400ppmから2パーセント程度含む鉄の合金。鋼鉄（こうてつ）とも呼ばれる。炭素のみを加えた炭素鋼と、ニッケル・クロムなどを加えた特殊鋼（合金鋼）の2種が存在する。純粋な鉄に比べ強靭で加工性に優れ、鉄の利用の大部分は鋼によって占められているため、鉄と鋼を合わせ鉄鋼（てっこう）とも呼ばれる。資源量が豊富で精錬しやすく、強靱であり加工もしやすい上に安価であるため世界中で広く利用され、産業上重要な位置を占める。このため生産量も非常に多く、世界の金属材料生産量の約95％は鋼となっている。
(出典:Wikipedia)

鋼	常用漢字 小６ 部首:⾦ 16画
鉄	常用漢字 小３ 部首:⾦ 13画