そば)” の例文
ぷんと煙硝えんしょう口火の匂いが風に送られて参りましたのでハッと驚き目をそばめじっと向こうを眺めましたところ、あろうことかあるまいことか、右衛門殿のたたずみいる大岩のすそに地雷火を伏せ
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)