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金錆
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かなさび
ふりがな文庫
“
金錆
(
かなさび
)” の例文
わたしは
憂鬱
(
ゆううつ
)
になって来ると、下宿の裏から
土手
(
どて
)
の上にあがり、省線電車の線路を見おろしたりした。線路は油や
金錆
(
かなさび
)
に染った
砂利
(
じゃり
)
の上に何本も光っていた。
夢
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
東のほうに遠く、隣藩との境をなす伊鹿山が見え、その上にひろがっている棚雲が、
金錆
(
かなさび
)
色に染まっていた。若侍は岸に立って橋を眺め、橋の下を見やった。
橋の下
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
哈爾賓の露西亜の墓場の石だたみ楡の花おく
金錆
(
かなさび
)
のごと
満蒙遊記:附 満蒙の歌
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
錆
漢検準1級
部首:⾦
16画
“金”で始まる語句
金
金色
金子
金盥
金持
金剛石
金襴
金槌
金箔
金魚