“金僉知”の読み方と例文
読み方割合
きんせんち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上々官金僉知きんせんち朴僉知ぼくせんち喬僉知きょうせんちの三人はいずれも広縁に並んで拝をした。ここでは別に書類を捧呈ほうていすることなどはない。茶も酒も出されない。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ささげて来た朝鮮王李※りえんの国書は江戸へ差し出した。次は上々官金僉知きんせんち朴僉知ぼくせんち喬僉知きょうせんちの三人で、これは長崎ながさきで造らせた白木の乗物に乗っていた。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
膳部ぜんぶを引くころに、大沢侍従おおさわじじゅう永井右近進ながいうこんのしん城織部じょうおりべの三人が、大御所のお使として出向いて来て、かみの三人に具足三領、太刀三振たちみふり、白銀三百枚、次の三人金僉知きんせんちらに刀三腰とうみこし、白銀百五十枚
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)