“野臭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のぐさ50.0%
やしゅう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『……おるわ。来ておるわ』『あの憎げなるふてぶてしさよ』『思い上がりのいやしさを見られい』『見るも、野臭のぐさき男よの』『身は、風の前のともし灯とも知らいで』
かつは、世に聞いたこともない破格なる地下人ちげびと内昇殿ないしょうでんのおゆるし。われら雲上うんじょうに、かれら野臭のぐさい荒くれ者を、ただの一にんとて、同座あること、さきに古例なく、末のみだれもいかが。
ところが、じっさいの彼という人間は、その野臭やしゅうにも似ず、なかなかこまかい神経があり、武将のうちでは学問もあるほうだった。