野臭のぐさ)” の例文
『……おるわ。来ておるわ』『あの憎げなるふてぶてしさよ』『思い上がりのいやしさを見られい』『見るも、野臭のぐさき男よの』『身は、風の前のともし灯とも知らいで』
かつは、世に聞いたこともない破格なる地下人ちげびと内昇殿ないしょうでんのおゆるし。われら雲上うんじょうに、かれら野臭のぐさい荒くれ者を、ただの一にんとて、同座あること、さきに古例なく、末のみだれもいかが。