野火やか)” の例文
けだこの時に当って、元の余孽よけつなお所在に存し、漠北ばくほくは論無く、西陲南裔せいすいなんえいまたことごとくはみんしたがわず、野火やか焼けども尽きず、春風吹いて亦生ぜんとするのいきおいあり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
野火やか、炎々。絹地に三羽の烏あらわる。
紅玉 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
野火やか炎々えんえん絹地きぬじに三羽の烏あらはる。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)