“里家”の読み方と例文
読み方割合
さと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
口実にしたりして、お城から出るとみな里家さとへもどったきり帰らなくて困る。わけてむろのおつぼねかしずく女たちが手不足で困り入る
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
保雄の妻と成つて以来このかた良人おつとと一緒に貧しい生活に堪へて里家さとから持つて来た丈の衣類は皆子供等の物に縫ひ換へ、帯と云ふ帯は皆売払つて米代に
執達吏 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)