“酒杯（グラス）” の例文
それがにこにこしながら自分の酒杯（グラス）ひとつ持って私の食卓へ移ってきたのを見ると、私だって相当苦労を積んでるから三下（バム）か親分（ボス）かくらいは一眼で識別出来る。
踊る地平線：06　ノウトルダムの妖怪 (新字新仮名) ／ 谷譲次(著)
賜暇（しか）帰朝中のヴェルトネル駐仏大使らの一団が、葉巻（シガー）をくゆらして酒杯（グラス）片手に、賑やかに笑い興じていた。
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) ／ 橘外男(著)
そこでは酒杯（グラス）と煙草と煙草の灰と、写真現像液で手の赤い独逸（ドイツ）人、フロウレンスの歯科医、ウィインの毛皮商、グラスゴウのニュウス・ビイ紙特派員、フランシス・スワン夫人、ヴィクトル・アリ氏
踊る地平線：09　Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) ／ 谷譲次(著)
独逸（ドイツ）人は卓子（テーブル）を叩いて酒杯（グラス）にシミイを踊らせた。
踊る地平線：09　Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) ／ 谷譲次(著)