“都上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みやこのぼ66.7%
みやこのぼり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それが、一昨年（おととし）、赦免になって、下野に帰っていたのだ。一年は、謹慎していたが、もう、よかろうというので、都上（みやこのぼ）りさ。……もちろん、そのお礼のためにだよ」
平の将門 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
いうまでもなく、覚一の願いがやっと叶えられて、都上（みやこのぼ）りとなったための暇乞（いとまご）いで、またいつお目にかかれるやら……と、覚一はそうでもないが、草心尼には、心ひかれる身寄りも多い。
私本太平記：02 婆娑羅帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
ここにおいて法華経の都上（みやこのぼり）のたとえこれ有り。至極面白く候えども長ければ略し申し候。さてまた大乗と申し候時は、出世法と申す事が肝要にて御坐候。
吉田松陰 (新字新仮名) ／ 徳富蘇峰(著)