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那方
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どちら
ふりがな文庫
“
那方
(
どちら
)” の例文
社會は個人を視ること全社會の如くにし、個人は社會を視ること自己の如くするに至らずば、病根は
那方
(
どちら
)
かに存して、輪番芽をなして永久に絶滅すまい。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
どんつく
布子
(
ぬのこ
)
の袖組み合はせ、腕拱きつゝ
迂濶〻〻
(
うか/\
)
歩き、御上人様の
彼様
(
あゝ
)
仰やつたは
那方
(
どちら
)
か一方おとなしく譲れと諭しの謎〻とは、何程
愚鈍
(
おろか
)
な
我
(
おれ
)
にも知れたが、嗚呼譲りたく無いものぢや
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
那方
(
どちら
)
を那方と判かぬる、二人の
情
(
こゝろ
)
を汲みて知る上人もまた中〻に口を開かん
便宜
(
よすが
)
なく、暫時は静まりかへられしが、源太十兵衞ともに聞け、今度建つべき五重塔は唯一ツにて建てんといふは汝達二人
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
那
常用漢字
中学
部首:⾢
7画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“那”で始まる語句
那
那麽
那辺
那珂
那処
那智
那須野
那様
那覇
那須