違勅いちょく)” の例文
言葉じりとらえたり揚足あげあしを取る人ならば、花を好むというは、「戊申詔書ぼしんしょうしょ」のを去りじつくというご趣旨にそむく、違勅いちょく逆臣ぎゃくしんなりなどいうこともあろう。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
一、中国百万の軍は、朝廷をひかえ、抗するものは、違勅いちょくの汚名をうける。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここにおいていわゆる違勅いちょくの大抗議を天下に喚起せり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)