“道心坊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だうしんばう50.0%
どうしんぼう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○さて此関山村のかたほとりに、ひと草庵さうあんむすびて源教げんけうといふ念仏ねんぶつ道心坊だうしんばうありけり。年は六十あまり、たゞ念仏三昧ざんまい法師はふしにて、无学むがくなれどもそのおこなひ碩僧せきそうにもをさ/\おとらず。
表を汚い道心坊どうしんぼうの通るのを見て、さてさて小汚い坊主だと内儀がいうのを、滅多なことをいうな、弘法様かも知れぬ、と主がとがめる。坊主が立どまって、南無三あらわれたという。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)